犬の成長は5段階

おもしろい

同種の犬を購入したとしても、社会性に関して理解をしておかないと全く異なった性格の犬になってしまいます。基本的に、イヌが成長する時期に関しては5つの段階が存在すると考えられています。今日はその5つのお話をしながら犬の社会性について理解していきましょう。

犬には、授乳期、成長期、成犬期、中高齢期、高齢期とあるのはご存じだと思います。この中でワンちゃんにとって1番重要であるのは、目が見えて、耳が聞こえるようになる生後約4週目からです。
犬の社会を学ぶのも、人との生活を慣れさせるのもこの社会化期とよばれる時期です。その社会化期にも新生子期、移行期、社会化期中期となるわけですが、成犬期になるまでが大切といわれています。

犬の社会性の大切さを知らなければいけない

この中でも、最も重要な位置づけとして考えられているのが社会性に関する時期です。これは一般的に社会化期などと呼ばれていて、子犬の環境適応能力を向上させる最重要の時期であると考えられています。外の世界から大きな刺激を受けて犬が社会に適応していくために必要であると考えられている時期であり、この時期に犬は社会性を学んでいくことになります。言い換えると、この時期に適切な対応をしておかないと学習をさせることが難しくなってしまったり、他の犬と比較してしつけがなっていない状況にもなってしまいます。また、この時期は犬に対するストレス耐性を鍛えることができる時期であるとも考えられています。基本的に、動物はストレスに弱い生き物であるため、外界から与えられるストレスに対して慣れておかなくてはいけません。実際に、ペットとして買われている種類の中にはものすごく寂しがりやな動物も存在し、こういった性格を放置してしまうと半年も待たずに亡くなってしまうこともあり得ます。社会性を大切にする動物は、こういった周囲からのストレスに順応するための期間として社会化期が存在します。この時期には、同種の動物と会話を身につけたり、散歩を行って様々な場所で過ごすための対応力を身につけさせることができます。こうした多種多様な環境を経験させることによって外からのストレスに慣れやすい環境を作り、将来的にも丈夫で健康的なペットにしていくことができるようになるわけです。特に、犬の場合は種類によって対応の仕方も異なってきます。大人になっても大人しくなかったり、誰であったり吠えてしまうようなタイプはこの時期での成長のさせ方に問題があることが大半なので、社会性に関する問題は必ず理解しておく必要があるわけです。

子犬は母犬から学ぶのか?

よく、人間の社会では「親のしつけが悪い」なんて言葉を耳にしますね。子犬も社会性を付けるために親犬と離す時期も早くて2ヶ月、せめて3ヶ月なんて言われています。
犬の世界でも、「親の躾が・・」なんていうのかしら?なんて思った人はいませんか?
人は親の背中を見て育つといいますが、ワンちゃんも親を見て育つのでしょうか?ということで、その答えがみつかるような研究結果を見つけました。

仔犬は、早ければ生後8週頃からイヌとヒトの両方を観察して学習する技能(社会的学習技能)を備えていることを明らかにした予備的研究について報告する論文が、今週掲載される。 今回、Claudia Fugazzaたちの研究グループは、さまざまな品種の生後8週齢の仔犬48匹を対象とした研究を行い、問題箱を開けて中にある食餌の報酬を得る行動を学習する能力について、そのやり方を示したのがヒト、仔犬の母親、見知らぬイヌの場合にどのように異なるのかを評価した。 その結果、やり方を示したのがイヌかヒトかにかかわらず、仔犬はこの課題を遂行する方法を学習したことが分かった。この課題を行ってから1時間後に再び同じ課題を行った場合には、仔犬は、成犬と同じように学習した情報を記憶していた。予想外だったのは、母親より見知らぬイヌから学習する確率が高いことだった。その原因として、Fugazzaたちは、見知らぬイヌがやり方を見せた時に仔犬が注意を向けた時間(平均約44秒)が、母親がやり方を見せた時間(平均約30秒)より長かったことを挙げている。 高齢のイヌの社会的学習は過去の研究によって実証されているが、Fugazzaたちは、若齢の仔犬が高齢のイヌと同じような社会的学習技能を備えていると考えている。今後は、今回と異なる成長段階にあるイヌを用いた研究などを実施することで、イヌの社会的学習の基盤となる機構についてさらなる手掛かりが得られる可能性がある。

引用元:https://www.natureasia.com/ja-jp/clinical/research/12585

いかがでしたか?私達も幼い時はお友達のまねっこをする時期があるように、ワンちゃんも母犬以外の知らない犬からも学習するということです。産まれたときから飼い主さんだけの生活ではなく、外部の環境が社会性の時期には大切だということが研究結果でわかりますね。できるだけドッグランやお散歩中に他のワンちゃんとふれあうこと、心がけたいですね。ワンちゃんが人と共生するにあたり、とても大切なことといえます。

 

 

 

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